スモールビジネスで効率よく集客を考えると、リアルの宣伝とは別チャンネルとしてWeb広告の運用が頭に浮かぶと思います。
ただ、使いやすくなったとは言え、やはりハードルは高いかも知れません。
という訳で、この記事ではWeb広告の中でもポピュラーな「リスティング広告」について、発注者様が知っておくと役立つ情報をお届けしたいと思います。
まず、リスティング広告全般については以下のページで概要をざっと確認願います。

キーワードプランナーの「検索ボリュームと予測データ」概要
さて、ざっと概要を掴んでいただいたところで、代理店がお客様に広告を提案する際に必ず使うGoogle広告のツール「キーワードプランナー」の「検索ボリュームと予測データ」をご覧ください。


これは、西武新宿線のボーカルスクールの広告を想定して予測した結果です。まず、用語をご説明します。
Google広告用語の説明
- クリック数
- 広告がユーザーにクリックされる予測値=広告によってあなたが獲得する見込み顧客数の予測数
- 表示回数
- 広告の予測表示回数
- 費用
- 広告を30日間運用した際の費用
- クリック率
- クリック数 ÷ 表示回数
- 平均クリック単価(平均CPC)
- 広告のクリック 1 回に対して請求された金額の平均値です。平均クリック単価(平均 CPC)は、クリックの合計費用を合計クリック数で割って算出
- 1日の予算
- 代理店が決めた任意の1日の予算
- 平均コンバージョン単価(CPA)
- 広告経由で発生したコンバージョンに対して請求された金額の平均です。平均コンバージョン単価(CPA)は、コンバージョンの総費用をコンバージョンの総数で割って算出します。
- コンバージョン(CV 予測成果数)
- ユーザーが広告や無料商品リスティングを操作し(テキスト広告のクリックや動画広告の視聴など)、その後で広告主様にとって価値ある特定の行動(サイトでの商品購入や、スマートフォンでの問い合わせなど)に至ること=あなたのサイトで獲得する予測成果数
代理店は、これらの予測データを得るために事前に同ツールを利用して広告を表示する地域や人気キーワードの分析・選定工程を経ています。これらの要素によって、上に示した予測データは変化します。
コンバージョンについて
広告においてのコンバージョン(成果)についてご説明します。
上画像を見て、35件も成果が得られる!と思いきや、そう単純ではありません。
コンバージョン(成果)とは?
ユーザーが広告や無料商品リスティングを操作し(テキスト広告のクリックや動画広告の視聴など)、その後で広告主様にとって価値ある特定の行動(サイトでの商品購入や、スマートフォンでの問い合わせなど)に至ることを、コンバージョンと呼びます。
コンバージョン数を左右する要素は二つあります。
- 広告の質
- キーワードの適格性やユーザーとの条件一致
- あなたのサイトのランディングページの質
- 魅力的なサービスとその表現方法、使いやすさ
あなた自身があるサービスを探すシチュエーションを思い出してください。
検索結果で良さそうなサイトをクリックし目的のサイトが表示されたとします。しかし、ページを見て何か違うと感じたらサイトを離脱してしまいますよね。
このようなことを最小限に抑える必要があるのです。
そのために必要なのが、
広告とランディングページの共通性と使いやすさ
です。
具体的には、ランディングページを手直ししてより魅力的で解りやすいページに最適化します。これをセットで行うことで、あなたの広告施策は成功する確率がグンと上がります。
多くの場合、代理店から提案がありますから協力して費用対効果が高い広告施策を実施してください。
まとめ
このように、Google広告の「検索ボリュームと予測データ」からわかることは、広告施策を検討するために必要な具体的な検索ボリュームとその予測値です。大雑把なものではなく、Googleが持つ膨大な検索結果データから算出される高度なものです。
このようなサービスを活用しない手はありません。代理店とタッグを組んでコンバージョン数の最大化を狙っていただきたいと思います。
この記事が、スモールビジネスの担当者様にとって役立つ情報となることを願っています。質問や追加の情報が必要な場合は、いつでもご連絡ください。
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